勤め先に影響を与えないで、起業するにはどうしたらいいのでしょうか?

執筆者:ドリームゲート事務局
公開日: 2023/06/27 

QUESTION

海外での資材調達・販路拡大などの経験があり、土日では副業的にアドバイザーとして働いています。

趣味的に続けてきたことですが、相談件数などが増えてきており、本格的に会社を立ち上げようかなと考えております。

そこで質問があります。現在、勤めている会社では副業が認められているのですが、手続きが複雑になるので、影響が出ないようにしてほしいとの事でした。

そのように起業を進めていくにあたっての注意点、また今後に想定される展望について教えて欲しいです。

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ANSWER 給与を取らないことです。

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この度はご相談いただきありがとうございます。副業についてのご相談ですね。

社会保険は給与が発生しなければ、事業所としての加入もできないので、社会保険の負担はありません。給与を取らなければ会社に伝わる事もないと思います。

一般的に、給与を取ったことにより、住民税の特別徴収の時に、本業以外での給与が加算されて会社に行ってしまうケースが多いです。初期費用も掛かると思いますので、法人税が発生するのは2期目以降というのが多いですが、もしそれ以降で利益が出ても、法人税は発生しますが、経費を計上するなどして法人税を圧縮しつつ、給与(役員報酬)を取らなければ、個人の所得状況は変わりません。

余裕で生活できるほど利益が安定的に出るようになったら、質問者様が副業を専業でやっていくなどの選択肢もあるかもしれません。

給与を取らない事のデメリットは法人税の負担が増える事ですね。なお、給与を取らない事での消費税の影響はでないです。

参考にして頂ければ幸いです。ご不明点などありましたら再度ご相談ください。

この質問に回答した専門家
中田 哲也(なかた てつや)
東京会計総合事務所/中田哲也税理士事務所
税理士
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