融資の基本事項について教えてほしいです。

執筆者:ドリームゲート事務局
公開日: 2024/01/17  最終更新日: 2024/01/30

QUESTION

YouTuberの芸能事務所を設立したいと考えています。

元々、芸能事務所にて勤めていた経験があり、コネクションなども多少あります。

事務所を設立するにあたって、資金が必要になるのですが、融資などの知識が全く無く、どうしたらいいのか分かりません。

融資の基本事項について教えてほしいです。

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ANSWER 融資に必要なこと・仕組み・おすすめの金融機関を紹介します。

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(1)銀行融資に必要なこと

銀行から融資を受けるには、基本的には2つのことが必要です。

ひとつは、事業計画書を作成すること、もうひとつは、自己資金を準備することです。また、大きな金額になると担保が必要なこともあります。

(2)融資の基本

融資を検討するにあたり、融資について基本的なこと(銀行の仕組み)を理解する必要があります。銀行は、業務として個人や法人に融資(貸し出し)を行います。そして元本(貸出した金額)の分割返済とともに、利息を受け取ります。この利息が銀行の収入になります。従って、万が一貸し出したお金が返ってこない(返済が滞る、返済ができない)と、銀行は、その分がマイナスになってしまいます。

そのために、銀行は、確実に返済ができると思われる個人や法人にしか貸し出しはしません。また、貸し出す金額も異なります。(信用があればその分、額も多くなりますし、利息も安く済みます。信用が低いと、金額も少なく、金利は高くなります。)

また、自己資金も必要です。銀行にもよりますが、借入希望額の最低10分の1、多い場合は借入額と同額の自己資金が必要になります。これもはじめにお話しした、銀行が確実に返済できるかどうか、を見極めるためです。

これまでのビジネスを展開してどれくらいの利益を出して、自己資金を蓄えることができるのか、創業前であれば、会社などに勤務して得た給与の中から、貯金ができる人なのか事業をはじめた後、売上や収入が少なくてもビジネスを続け、なおかつ利息と元本の返済ができるのか、ということを銀行は見ていると考えるとよいと思います。

(3)借入しやすい金融機関

創業者に融資してくれるのは、日本政策金融公庫か地元の信用金庫です。みずほ銀行や三菱UFJ銀行などのいわゆるメガバンクからの借り入れは、極めて難しいと考えた方がよいでしょう。事業計画には、質問者様の実績、今後どのようなビジネスを展開するのか、ターゲットはだれか、何をどうやって売るのか、どれくらい売れるのか、利益はどれくらい残るのか、などの数値計画が必要です。

質問者様に実績がある場合、それをしっかりと記載したうえで、今後どのように売って行くかなどを記載すればよいかと思います。

以下に、URLを記載しておきます。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html

創業計画書(事業計画書)

https://www.jfc.go.jp/n/service/xls/kaigyou00_220401a.xlsx

また、地元の信用金庫についてですが、お住まいの地域にて融資制度がありますので、そちらを活用する手もあろうかと思います。利息の補給があると思います。

なお、創業当初から、従業員を雇用するのは、リスクが高いと思います。

また、もし、自己資金が少ない場合には、例えば、クラウドファンディングを利用するなども考えることができます。

質問者様の成功をお祈りしております。

この質問に回答した専門家
星野 裕司(ほしの ゆうじ)
セカンドブレインコンサルティング
中小企業診断士/ThinkuBuzan公認マインドマップインストラクター
シニアの起業についても積極的に支援される中小企業診断士の星野さん。大学時代、ヨット部で鍛えられた精神力で納得出来るまで事業の相談に乗ってくれます。
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