リースのメリットとデメリット

公開日: 2017/02/17  最終更新日: 2021/01/07

QUESTION

ANSWER:以下の通りです。

まず、「リース」と対応する方法としては「買い取り」 と考えて以後のご説明をいたします。
また、当たり前のことですがリースの場合は所有権がリース会社にあり、買い取りは当社にあるという前提条件の違いがあります。これらを踏まえて以下のように回答いたします。

◆リースにすることのメリット
(1)キャッシュフローと損益が同一になる。
購入の場合は購入時に多額の資金を必要とし、毎期は減価償却を通じて費用化を行います。したがってお金の流れと費用の額が違うため双方の管理が必要となります。

(2)資金の固定化を防ぐ
購入の場合は流動資金が固定資産に変わりますので資金が固定化します。

(3)固定資産の管理がなくなる
固定資産台帳、税金、付随費用等、管理が不要になります。

(4)融資効果
借入枠と別枠になるので、その分他の資金借入が可能になります

(5)コスト管理が簡単
(3)にも含まれますが、リース料のみの管理でいいので費用が平準化し、予算管理が容易になります。

(6)全額が費用になる
買い取りの場合95%しか償却ができないが、リースは全額費用になります。また税法に認められる範囲で法定耐用年数より若干早期の費用化を図ることができます。

◆リースにすることのデメリット
(1)資金の総額は低利の融資を受けて固定資産を購入した方が安いです。
(2)リースといっても融資と実質的に変わりません。