個人事業主として在宅で開業する際の注意点

公開日: 2017/11/30  最終更新日: 2020/03/25

QUESTION

個人事業主で、在宅でネットショップをはじめる予定です。

(1)無料で始められるホームページ作成ツールを利用予定です。何か注意点等はありますか?また、他に開業するにあたって良いツールなどがあるのでしょうか?
(2)スカイプと携帯電話を使ってサービスを開始したいのですが問題ありませんか?
(3)クレジットカード決済に対応するため、PayPalを導入したいのですがその際に気をつけることなどはありますでしょうか?また、それ以外の支払い方法で便利なツールはありますか?
(4)将来的にアルバイトの人を雇うことは可能ですか?可能な場合、その際に必要な手続きがあれば教えてください。
(5)申告は必要ですか?

以上、アドバイスをお願いいたします。

【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>

ANSWER

5項目の質問に回答させていただきます。

(1)無料で始められるホームページ作成ツールを利用予定です。何か注意点等はありますか?また、他に開業するにあたって良いツールなどがあるのでしょうか?

無料のHPを作成して、開業することは税務上は問題ありません。
ただし、ネットショップにとって、HPは一番大切な営業ツールですので、HPの雰囲気が売上に大きく影響します。
無料のHPは、金額は安く抑えられますが、デザインが今一つなものが多いと思いますので無料のHPでネットショップの売上が予定とおりあげられるのかを考えた上で、無料のHPにするのか、または業者に作成してもらうのかを決めていただければいいと思います。

(2)スカイプと携帯電話を使ってサービスを開始したいのですが問題ありませんか?

こちらも税務上は何も問題ありませんが、HPからの集客で、HPに掲載されている電話番号が携帯電話のものですと信頼性が低く感じられることが多いです。

(3)クレジットカード決済に対応するため、PayPalを導入したいのですがその際に気をつけることなどはありますでしょうか?また、それ以外の支払い方法で便利なツールはありますか?

クレジットカード決済に対応するために、PayPalを導入される方は多くいらっしゃいます。
しかし、こういった決済代行サービス信用度は常に問題となるところです。
Paypalは、比較的に信用度は高いところのようですが、決済代行サービスを行っている法人の中には、決済された金額の払い込みが遅くなったり、支払われないところがありますので、注意は必要です。

(4)将来的にアルバイトの人を雇うことは可能ですか?可能な場合、その際に必要な手続きがあれば教えてください。

個人事業主でもアルバイトを雇うことは可能です。アルバイトを雇った際には、税務上は、源泉所得税の徴収義務が発生しますので、その手続きおよび作業をする必要があります。
また、雇用条件によっては、社会保険の加入も求められることもありますので、注意が必要です。

(5)申告は必要ですか?

基本的には、事業を始めたときは、届出が必要になります。また、毎年3月15日までに前年1年間分の事業の所得を計算して、所得税の確定申告をする必要があります。
さらに、売上高が1,000万円以上の場合には、消費税の確定申告が必要になる場合があります。
ただし、他のところから給与をもらっている方で、給与所得以外の所得が年間20万円に満たない場合には、所得税の申告は、
必要ありません。

※ドリームゲートオンライン相談を参照