月に数万円の利益でも、申告は必要ですか?
QUESTION
現在私は本業以外に副業として、結婚式場でバルーンリリース(風船飛ばしやデコレーションなど)などのバルーンプロデュースをしています。個人主で仲間と二人で活動しています。法人化はしておらず、週末起業的に活動しています。週末起業なので、小遣い稼ぎのつもりで、規模は大きくありません。
今回は税金の件でお聞きしたいのですが、昨年度の売上が1年間で約60万程度です。月によっては売上0円という時もあり、波があり安定していません。
このような場合でも申告はしないとまずいのでしょうか?
売上60万といいましても利益は薄く、給料としては月に数万程度です。
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ANSWER
給料以外に年間で20万円を超える「所得」がある場合には「雑所得」として税務署に確定申告する必要があります。(逆に20万円以下であれば、申告しなくもよいです。)
ですので、今回のケースでは、60万円の年間の売上から、経費を引いた「所得」が20万円を超える場合には申告する必要があるのです。経費としては、材料代や交通費(ガソリン代等)、打合せ飲食費、文房具等の消耗品代などがあると思います。これらをかき集めれば、40万円(月3〜4万円)の経費は掛かっているんじゃないでしょうか?領収書等が残っているのであれば、集計してみてくださいね。
それと、60万円の売上というのは、どのようにもらっていますか?(向こうの会社への請求書の発行元など)ご友人2人とやっているのであれば、3等分してもらったということにはできないでしょうか?それが可能であれば、ハードルは下がります。検討してみてください。
来年以降の話になりますが、収入がもっと増えるようであれば、「青白申告」制度というのがありますので、ご活用ください。これは、事前に「青色申告」に切り変えますという申請しておいて、その年は会計ソフト等できちんと帳簿をつけていれば、「所得」から65万円を控除できるという制度です。もし、来年もっと売上が増えるようでしたら、青色申告に切り替えた方が有利ですので、そちらもご検討ください。