代表取締役が同じ会社同士の取引について
公開日: 2017/03/02
最終更新日: 2020/08/20
QUESTION
二つの会社の代表取締役が同じ場合の取引で、税務上気をつけるべきことはありますでしょうか?
【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>
ANSWER
◆気を付けるべき点
代表取締役が同じ会社同士の取引は、金額の設定が自由にできてしまうことから、第三者との取引と比べて金額設定がおかしくないか?という視点で税務署のチェックを受けます。
代表取締役が同じ会社同士の取引は、金額の設定が自由にできてしまうことから、第三者との取引と比べて金額設定がおかしくないか?という視点で税務署のチェックを受けます。
・手間がかからないので報酬を上げるという行為も、結果として利益の付替えになってしまうのであれば、非常に危険性が高い取引となってしまいます。
・同業他社の事例や、他の会社と契約するのであればどのような条件か?などを検討し経済的合理性のある契約にする必要があります。
・代表取締役が同じ会社同士の取引は、会社法上も利益相反に該当する可能性がありますので、取締役会などで承認を得る必要性など、法に違反しないよう十分に検討する必要があります。
一度税務署に疑いの目で見られてしまうと後が大変になりますので、しっかり検討して疑われないようにしましょう!