自己資金、借入資金の処理方法

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

開業費用に600万かかると想定し、自己資金が600万と借入資金300万とした場合、開業費用を自己資金で補い、借入の300万は運転資金に当てるとします。

その場合の300万円の処理方法は勘定科目も含めてどのように処理をすれば宜しいでしょうか?

【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>

ANSWER

事業を始める場合には、事業資金つまり商売用のお金とご自分の生活費のためのお金は明確に分ける必要があります。これは、個人で開業しても法人で開業しても同じです。商売のお金用の金庫と生活のお金用の金庫を2つ用意したと思ってください。

今、商売用の金庫に生活用の金庫から600万円移しました。どこかから借りたお金が300万円あって、その300万円を同じく商売用金庫に入れました。300万円は借入金勘定で処理することになります。商売用金庫の中には900万円が入っています。この900万円は商売のためなら自由に使うことができます。使った時にその使途がわかる勘定科目で処理すればいいわけです。

お金を使うときに、使うお金が自己資金か借入資金かは関係ありません。借入金を取り崩すのは、借りた300万円の全部または一部のお金を貸してくれた人に返すために商売用金庫から出すときだけになります。