棚卸資産の評価方法について

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

起業を準備しており、法務局への手続きもまもなく終わる予定ですが、その後にも諸官庁への届出もあり、税務署の管轄部分についてお尋ねします。棚卸資産の評価には、どのようなものがあり、それぞれどのようなものですか?

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ANSWER

棚卸資産の評価方法についてということですが、主に評価方法には以下のものがあります。

◆先入先出法

先に仕入れた物から出ていくと考え、最後に仕入れた物の単価と数量を使う。

◆後入先出法

後に仕入れた物から出ていくと考え、最初に仕入れた物の単価と数量を使う。

◆平均法

事業年度の平均単価を使う。

◆最終仕入原価法

事業年度末の仕入単価を使う。

ところで、仕入れてから商品が出ていくまでどれくらいの期間があるのでしょうか?仕入単価も大きく変化せず、在庫としてもそれほど長い期間持たなくていいのであれば、期末に実際の在庫の数を数える実地棚卸法で最終仕入原価法が事務の手間としては一番楽だと思います。ただ物価の上昇や仕入単価の変動が大きいのであれば、どれを選ぶかは慎重にしたほうがいいと思います。そして損益の計算上、期末棚卸の数字が、大きいほど利益は大きくなります。