ネット通販の記帳について

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

ネット通販では、注文を受ける日(売り掛け)、入金があった日(宅配会社やクレジット会社からの入金)、商品を発送した日と3つの時間軸があります。取引の記帳はどのようにすべきなのでしょうか?

【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>

ANSWER

ネット通販の収益計上時期販売する商品は、通常相手方の検収を要するものでない限り、商品を発送した段階で収益を計上することになります。従って、注文を受けた日および入金日に収益を認識するのは誤りとなります。

◆取引の記帳方法

入金の形態は、着払い・後日送金・クレジット決済が代表的なものであると思います。売掛金を管理するには、入金の形態毎に分けて管理した方がよろしいと思います。着払いであれば、運送会社からの仕切計算書の到着をもって、クレジット決済であれば、半月毎に到着する入金計算書でもって、後日送金であれば、預金通帳や振替貯金通知書でもって入金を管理することになるでしょう。

記帳方法は、これでやらなければならないと言う物はありません。その法人の任意です。取引先の数や、会社の事務方のキャパシティーによっても、適当な記帳方法は異なってくるでしょう。割合単純なのは、市販の販売管理ソフトをそのまま利用するのも良いでしょう。扱い件数が、それほど多くなければ、エクセルを利用して、左から順に、1.顧客名2.前月繰越3.当月売上4.当月回収5.翌月繰越というようなフォームで管理するのでも充分です。クレジットや代引きであれば、業者から定期的に送られてくる仕切計算書でも、充分対応できるのではないでしょうか。

管理方法は任意ですから、要は、いつ、誰に、何を、いくら売って、現在未収入金がいくら残っているかが解ればいいのです。御社の取引状況に応じて、適当な物を考えてみてください。