光熱費の経費計上について

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

水道ガス電気や電話などの使用に伴う実際の出費は、利用月と実出費の月が異なることがほとんどです。会計では発生主義をとるとの旨を伺ったことがありますが、例えば8月利用分の料金引落が9/25に発生した場合、会計上は8/31(利用月最終日)に料金が発生したとして記帳すればよろしいのでしょうか?

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ANSWER

水道光熱費や通信費ですが、ご高察のとおり実際の現預金の支出時期と水道等の使用時期は一致しないため、適時な業績管理という観点からは、水道等を使用した月において費用認識するのが合理的です。適切な業績管理を行おうとする企業はそのように会計処理しております。

具体的な会計処理は次のようになります。

使用月(借)水道光熱費(通信費)(貸)未払費用¥**,***

(処理日はその月の末日でよろしいかと思います。)

支払月(借)未払費用(貸)現預金¥**,***

ただし、上記処理は原則であり、処理を効率化するために使用と支払いのズレを無視する処理を行っている企業もあります。

使用月会計処理なし

支払月(借)水道光熱費(通信費)(貸)現預金¥**,***

このような処理は、処理の合理化のみを目的としており、業績管理という観点からは劣った会計処理といえます。