個人事業主同士で1つの屋号を共有する場合、経理上の処理はどうしたら良いですか?

執筆者:ドリームゲート事務局
公開日: 2017/02/24  最終更新日: 2024/07/29

QUESTION

友人と1つの屋号を使用しようと考えています。私も友人も個人事業主です。
経費はお互いに負担し、利益も分配したいと考えています。
この場合、経理上の処理はどうしたら良いですか?
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ANSWER:契約書に基づき適切に分配し、申告しましょう。

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基本的には、以下の3点に気を付けると良いでしょう。

①契約書の作成
②帳簿の管理
③申告

①契約書の作成

経費の負担割合や利益の分配方法を明確に定めておいた方が良いです。後々のトラブルを避けることができます。契約書に定めた割合で共通の経費の分担、利益の分配をします。

②帳簿の管理
各個人事業主は独自に帳簿を管理しますが、共通経費や分配利益に関しては、共有して記録をするのが良いでしょう。

分配の形式としては、以下の2つが考えられます。
a) どちらかが経費を立て替え、後でもう一方が負担するべき経費を請求する

b) 代表者を決め、雇用という形をとる
この場合、雇用される側は個人事業主ではなく給与所得者(サラリーマン)となります。

③申告
分配された利益を自身の事業収入として計上し、各自の税務申告を行います。
また、負担した経費も自身の事業経費として計上します。