株価指数先物取引の処理法について

公開日: 2017/02/23  最終更新日: 2019/11/22

QUESTION

「証券取引による投資」を事業目的として法人を経営する ことを考えております。

この際、株価指数先物取引(例:日経225先物)を行ったとすると やり取りは勘定科目でどのような科目を取るのが適切でしょうか。

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ANSWER

先物取引を行った場合の会社取引としては、次のようなものが考えられるため、一般的な仕訳例とともに勘定科目をあげさせて頂きます。

1.証拠金の差入(預入)日

借)先物取引差入証拠金 ×× 貸)現金預金      ××

2.決算日

時価に評価替えしたことによる差損益を計上

借)先物資産      ○○ 貸)先物損益      ○○

3.翌期首(洗い替え処理)

借)先物損益      ○○ 貸)先物資産      ○○ 

4.決済日

借)現金預金      △△ 貸)先物損益      △△

借)現金預金      ×× 貸)先物取引差入証拠金 ××

(解説) 会計上および税務上、デリバティブ取引によって生じる正味の債権および債務については、原則として時価をもって貸借対照表価額とし、その洗い替え評価差額は、原則として当期の損益として処理します。 そこで、決算時において、未決済のものであっても、決済したものとみなして評価損益の計上を行う必要があります。