買掛金の処理法について

公開日: 2017/02/23  最終更新日: 2019/11/22

QUESTION

買い掛け金について質問します。

事務用消耗品を買っている店は、納品が月初めでも、請求書が月末にまとめてきます。 そういった場合は、買い掛け金で帳簿処理しなくてはならないのでしょうか?それとも請求書がきた段階で出金ということで良いのでしょうか?

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ANSWER

1.納品と請求および支払いがずれている場合の経理処理  

本来であれば納品日に未請求かつ未支払いであっても記帳します。この場合、ご質問の内容ならば相手勘定は「買掛金」ではなく「未払金」を使用します。  

-納品日-  (事務用品費)××/(未払金)××   

-実際の支払日-  (未払金) ××/(現金預金)××  
 

※「買掛金」は仕入れ商品等の場合に使用します。

2.一般的な経理処理方法  

1がもっとも正しい処理ですが、一般的には処理の簡便上「納品日」ではなく月末の「請求日」に上記の仕訳を切ります。理由は仕訳を切る時の元となる資料を、一般的には他の諸々の請求もあるため、締め日や月末等に、「請求書」を使って経理処理を行った方が合理的だからです。  

-請求日(月末)-  (事務用品費)××/(未払金)××  

-実際の支払日-  (未払金) ××/(現金預金)××  

ただし、期中はこの処理で特に問題ありませんが、事業年度末をまたぐ場合は、その月の分だけはきっちりと正しく1の処理を行う必要があります。