会社解散の際の預金について

公開日: 2017/02/23  最終更新日: 2019/11/22

QUESTION

ANSWER

まず用語の説明として、「解散」と「清算」の違いについてお話します。

会社を解散した後、清算手続きに入り、すべてが清算し終わって清算結了となります。「解散」と「清算」では意味合いが違ってきます。

会社を解散した時点では、預金や債権や固定資産、債務などがまだ残っている状態です。その解散の後、清算手続き中に債権の回収や、債務の返済、固定資産の売却などを行い、最終的に財産が残っていれば、株主(出資者)にその財産の分配を行います。

このような流れになりますから、ご質問の「残っている預金を出資者へ配当という形で渡す」というのは、解散時ではなく、清算手続きがすべて終了した時点であればできます。