当期と前期の経常利益を比較する計算方法

公開日: 2017/02/17  最終更新日: 2019/11/22

QUESTION

経常利益について教えてください。

たとえば当期と前期を比較する際に、

経常利益当期 :-100

経常利益前期 :5

と仮定し、比較した後に“%”表示で表す(○%増加、減少など)場合、どのような計算式と結果になるのでしょうか?

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ANSWER

当期と前期の経常利益を比較する場合、経常利益成長率(経常利益伸び率ともいう)によって、経常利益の成長の度合いを判断します。

経常利益成長率の計算式は、以下のとおりとなります。

経常利益成長率=(当期経常利益額 – 前期経常利益額)/前期経常利益額(※)×100

※分母の前期経常利益額は、絶対値(常に正の数)で計算します。

ご質問の例では、当期経常利益額が-100万円、前期経常利益額が5万円となりますので、以下のとおり、経常利益成長率は−2,100%となります。

経常利益成長率=(−100万円-5万円)/ 5万円 =−2100%

なお、経常利益成長率が高いということは、収益力が大幅に上昇したと判断できます。また、経常利益成長率が低いとうことは、大幅でないが収益力が上昇していると判断できます。

ご質問の例のように、経常利益成長率がマイナスということは、収益力が減少していると判断できます。