単価は安いが数が多い備品は、どのような扱いになりますか?
公開日: 2019/04/12
最終更新日: 2020/07/13
QUESTION
開業するにあたり備品を購入することになるのですが、減価償却の対象になるのは購入金額がいくらからが対象になるのでしょうか?
単価の低いものは減価償却の対象にならずに単に必要経費扱いになると思うのですが、例えば店で使う食器類(皿やグラスなど)は1ヶずつの単価は非常に安いのですがまとめて買うと高額になります。このような場合はどうなるのでしょうか?
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ANSWER:原則的に消耗品費として処理します
減価償却の対象になる金額ですが、消費税込みで10万円以上になります。
10万円以上20万円未満は一律3年で償却することになります。
20万円以上はその資産の耐用年数で償却します。
ご質問のようにたくさんの食器類を購入する場合、原則的に消耗品費とします。
もし、投資が多額になったとしても青色申告をすることにより欠損金の繰越ができますので、将来の所得と相殺することができます。
また、どうしても固定資産にしなければいけないという場合、小額でも固定資産とすることができます。
ただし、その場合管理が煩雑になったり、別途償却資産税という別の税金が本来かからないものについてまでかかったりしますのでご注意ください。
なお、青色申告を要件として取得価額が30万円までの資産は一気に費用にしてしまうことも可能です。