棚卸の会計的方法について知りたい。
公開日: 2017/02/16
最終更新日: 2019/11/22
QUESTION
当社はハウスクリーニング業を営んでいます。期末に洗剤などの棚卸しをしたいのですが、処理方法を教えてください。
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ANSWER
まず最初に確認していただきたいことがあります。それは、税務署に棚卸資産の評価方法に関する届けを出しておられるかどうかです。ここで言う評価方法とは、「総平均法」とか「先入先出法」などのことです。この届けをされているなら、それにしたがった方法でしなければなりません。しかし、もし届出をされていないのなら以下のような手順でされることをご検討ください。
1洗剤の種類ごとに、残量を測る(目分量でも構わないので)。
2洗剤の種類ごとに、その年に仕入れた金額をその年に仕入れた総量で割り、単価を求める。
3(1で求めた残量)x(2の単価)が洗剤の種類ごとの期末棚卸金額になります。
仕訳としては、3で求めた総額について
(棚卸資産)xxx
(期末棚卸資産)xxx
(仮に、「棚卸資産」としていますが、「材料」などを使ってもイイです)
とし、「棚卸資産」は貸借対照表の資産になり、「期末棚卸資産」は損益計算書において、当期仕入額から差し引くことによって、売上原価(今回のケースでは材料費という方がしっくりきますが)となります。そして、この棚卸資産は、次の期の原価になりますので、次の期の最初に、
(期首棚卸資産)xxx
(棚卸資産)xxxとしなければなりません。