「書類」と「帳簿」の区分け

公開日: 2017/02/16  最終更新日: 2019/11/22

QUESTION

電子帳簿保存について、保存すべきものについて税務署に申請することになっていますが、「書類」と「帳簿」の2種類の申請書の区分けについて質問です。

「書類」とは、入金伝票、出金伝票、振替伝票の入力するものを記載すると解釈してよいのでしょうか。また、「帳簿」とは、P/L,B/S等の決算書類を出力するに至る総勘定元帳、現金出納帳等に限定しているのでしょうか?

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ANSWER

電子帳簿保存法に基づく申請書の「帳簿」とは仕訳帳と総勘定元帳の「主要簿」および現金出納帳や預金出納帳、売掛帳や買掛帳等の「補助簿」のことをいいます。

また、「書類」とは仕訳のもととなる請求書、領収証等のいわゆる「証憑類」のことをいいます。

B/S、P/L等の決算関係書類は適用が除外されていますが、実際のところ税務調査時以外は電子データで保管しておき、税務調査時のみプリントアウトすることもよく行われています。税務当局もその点の事情は了解済みですので、バックアップを取るなどして、いつでも正確なB/S,P/Lがプリントアウトできる状況にしておけば良いと思います。

帳簿と証憑の相互間の照合は可能な状況にしておいてください。