ポイントで購入した際の処理法について

公開日: 2019/04/12  最終更新日: 2021/01/08

QUESTION

ANSWER:分解してとらえます。

ポイントを使った場合の経理処理として注意すべきは、「帳簿外」とならないように処理することです。従って、ポイントを使って物を購入した場合は、いったんポイント相当額の「商品券」をもらい、直ぐにそれを使用したと考えるのが合理的と考えます。

では、レジでポイントが1,000円分溜まっていると言われ、1,200円の消耗品をポイント使用のうえ購入した場合の処理がどのようになるかという例で考えてみますと

1)(商品券)1,000/(雑収入)1,000

2)(消耗品費)1,200/(商品券)1,000(現金)200

と分解して考え、1と2の商品券を相殺して    

(消耗品費)1,200/(雑収入)1,000(現金)200

と経理処理するのが良いのではと思います。

一般的には、上記の例でいくと   
 

(消耗品費)200/(現金)200

と経理処理される場合もあるかと思いますが、正しい財務諸表の表示の観点からは、面倒でもいったん雑収入を認識するのが良いと思います。