会社の経費として落としたい場合について

公開日: 2019/12/17  最終更新日: 2019/12/19

QUESTION

現在個人事業主としてIT関連の仕事をしており、来月より合同会社を設立予定です。

その際の、給与の設定について御相談させてください。

社員は下名代表のみこれまで、交通費や接待費等すべて報酬から経費として計上してきました。
今後も報酬額と使用経費の増減はほぼないと考えられるのですが、これらを会社経費として落としたい場合、どのようにしたらよろしいでしょうか。

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ANSWER

個人事業主から法人成りした場合の給与の設定ですね。

社員はお一人ということですが、以下の意味がよくわかりません。

「交通費や接待費等すべて報酬から経費として計上してきました。」ここでいう報酬とは何を指しますか?個人事業主に給与という概念はありません。

売上-経費交通費、交際費等= 利益所得大まかに言いますが、個人事業主の場合、売上から経費を差し引いた残りが、自分の取り分所得になります。
したがって、例えば、売上が1000万円で、経費が500万円の場合は、1000万円-500万円=500万円利益=ご自分の所得となります。
法人成り法人化した場合、同様に、売上が1000万円、経費が500万円の場合、例えば、ご自分の役員報酬給与を500万円にすれば、売上1000万円-経費500万円-給与500万円= 0円となり法人の所得はゼロになり、法人税はかかりません。

給与には所得税がかかりますが、給与は、法人の経費に計上できます。
ただし、年度の途中で変更はできません。つまり、法人税をゼロにしたいなら、役員報酬給与を売上から経費を引いた額に設定すれば良いことになります。
ただし、給与額が高いと所得税率も高くなりますので、法人税の税率がそれより低い場合は、法人で利益を残したほうが良いことになるので注意が必要です。

ドリームゲートオンライン相談を参照