経理ソフトへの交際費入力について

公開日: 2019/07/03  最終更新日: 2021/01/08

QUESTION

経理ソフトに交際費を入力する時、店名はレシートに店名が記載されていても入力はしないとだめでしょうか?
その時に「参加者名」「人数」は記載しないとどうなりますか?
また、親睦を深めるために頻繁ではありませんが数人で食事に行くこともあります。この場合も交際費として良いのでしょうか?

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ANSWER:後々、検証がしやすいなどの理由で記載している会社が多いです。

お店の名前は領収書に記載があれば、必ずしも会計データとして店名を入力しないと認められない訳ではありませんが、後々、検証がしやすいなどの理由で記載している会社が多いです。

また、参加者の名前や何人で飲食をしたのかは、記載しておかないとだめです。

理由は以下の2つです。

1 飲食交際費というものがあり一人当たり5000円以下の飲食費については交際費として処理をしなくていいという規定があるため、何人で行ったかがわからないと一人当たりの金額を算定できないためです。

2 基本的に交際費は業務関係上の接待等で支出される経費なので、誰といったかが明確でない支出については使途秘匿金といって経費にならないばかりでなく、追徴税を払う必要が出てきます。上記の事を考えると後で否認されるだけでなく、使途秘匿金とされてしまっては意味がないのでお手数だとは思いますが、誰と何のためにどこへ行ったという事は記載しておいた方がいいのではないかと思います。

交際費は現在はで100%認められますが以前は90%でした。

しかし、現在でも上限はありますので、通常、従業員との親睦のための支出は福利厚生費と考えられています。一応、福利厚生費は全員の参加が要件となりますが、声をかけたが一定の理由で参加できない場合は問題ありません。
あと、あまりにも頻繁に行われると食事代の現物支給給料とみなされて源泉税をとられますと思われてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

ドリームゲートオンライン相談を参照