米国法人と日本法人を両方持つことのメリット、デメリットについて教えて欲しい

QUESTION


2005年6月に米国法人を設立し、2006年1月に日本営業所を設立しましたが、両方共、事業活動の実態がありません。
両方の営業所を閉じるか、どちらか片方のみ営業を始めるか考えています。
米国法人をキープすることのメリット、デメリット等アドバイスいただけますか。

ANSWER

事業の内容にもよりますが、営業先が日本であるなら、私は日本で起業することをおすすめします。アメリカのビジネスパートナーが代理で事業を運営したり、日本からの受け皿、あるいは現地法人を所有する事での広告宣伝効果が期待できるのであれば米国法人を維持されるべきと考えます。

事業活動の実体がなかったとしても、税務やビジネス許可の費用は引き続き発生していることでしょう。米国法人は州にもよりますが、設立はやさしく、クローズは難しいのが現実です。債務を抱えていないのであれば、手続きが楽なうちに整理(閉鎖)されるのが得策と考えます。

日本の新しい会社法では一人でも起業が可能ですし、最低資本金制度もありません。その代わり新会社法施行以降は、銀行との取引、賃貸解約、仕入先との関係等、必ず会社情報の公開が求められます。

海外法人の日本支社では日本の仕入先、賃貸、物品、リースなどあらゆる金銭的なやり取りといった“信用保証”を求めてきます。すべてを自己資金でまかなうのであれば問題はありませんが、長い目で見るとやはり日本の関係会社や機関と信用取引をするのが自然と思えます。