海外で仕入れたものを、ネットショップで日本へ直販するビジネスでは、海外と日本の両方に拠点を置いたほうが良いか。

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

私は今スペインに住んでいます。こちらで仕入れたものを、ネットショップで日本へ直販するビジネスを考えています。
この場合、スペインの輸出企業として起業した方するべきかと考えているのですが、日本にも拠点を置いた方がよいのでしょうか?

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ANSWER

主に食料品、化粧品、医薬品また再販目的でのアンティーク製品や古着は、その取り扱う量により日本で荷受人が輸入許可や商品を取り扱う上での許認可が必要な場合があります。これは日本に会社があり、商品を受ける場合でも同じです。

ですから、販売方法を検討とすると同時に、輸入上の制約事項を確認しておくことが必要です。JETRO(日本貿易振興機構)のホームページで調べることができるので、ぜひ一度ご覧ください。

日本とスペイン両方に会社を設立することは、以下の点から有利なことだと考えます。

1)信用
売り手の信用は大切です。信用をアピールする上で、双方に会社が存在していれば競争相手との差別化を図れます。電話の対応も日本に連絡先があればお客様も安心するでしょう。

2)決済
海外からの直接商売の場合、クレジットカードや前払いによる決済が一般的です。海外決済時の送金の手数料や慣れない通貨より、円決済の可能な国内取引の方が簡潔です。さらにはまとめて輸入した商品を宅配便の代金引換サービスを使って発送する事も可能です。

3)発送のオプション
貿易ビジネスでは、送料(航空運賃、郵便代、国際宅配便等)は決しておろそかにできないコスト要因です。貨物はできるだけまとめて発送した方が、総合的な仕入れコストは安くなります。商品の種類によっては海上輸送も視野に入れておくべきでしょう。海産物やフルーツなどのギフト商品をネット販売している海外の商社にせよ、季節物はまとめて日本へ空輸し、日本側で個々のお客様へ国内の宅急便で送るケースを多く見受けます。

ネットショップの成功のカギは、ネットの仕組みを理解することです。効果的なサイトデザインと運用で差別化を図りましょう。そしてお客様第一の姿勢を大切に運営すれば、必ず結果が伴うと信じてます!