パソコン教室を運営。効率的な広告戦略についてアドバイスが欲しい。

公開日: 2017/03/08  最終更新日: 2020/09/03

QUESTION

フランチャイズ加盟のパソコン教室を運営しています。
開講して1年半ほどになりますが、なかなか思ったほどの集客がありません。

これまでに、新聞折込広告やポスティングのチラシを作成しました。手応えとして入会率は悪くないのですが、問い合わせ件数が少ないと感じています。
また、インターネットを使った学習塾も開校することになり、この広告も裏面に掲載しようと考えています。

他に効果的な宣伝のためにどんなことをしたらいいでしょうか?アドバイスお願いします。

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ANSWER:まず、広告が成功なのか、失敗なのかを判断するため、どのくらいの集客人数を目標にするか考えます。

まず、広告が成功なのか、失敗なのかを判断するため、どのくらいの集客人数を目標にするか考えます。

フランチャイズ事業の場合、月間の目標契約数があると思います。

仮に月間目標を10名とします。
折り込みチラシの反応が「問い合わせ数は少ないが入会率は高かった」とのことですが、「目標の入会数10名を集める目的で折り込んだチラシに、3名しか反応してこなかったが、そのうち2名が入会した」というような状況だったと推測します。

確かに、問い合わせ数を増やしたいところです。
ご相談の内容では、チラシの数を増やすことを考えているようですね。
しかし、これまでと同じ部数、内容のチラシを作成してもほとんど同じ結果となってしまうでしょう。

チラシのレスポンス率を上げるために、もっとも重要なのは広告原稿です。広告原稿には次の要素が含まれているでしょうか。
・キャッチコピー
・ボディコピー
・オファー(広告内で提案しているもの)
・画像
・申し込み手段と連絡先

①キャッチコピー
特に重要なのが、キャッチコピーです。
広告原稿で最上部にある目を引く文章、これが魅力的でなければ、即ゴミ箱行きです。

②オファー
次がオファーです。
「受講生募集中!」という内容であれば、「パソコン教室の受講」を提案することになります。
もし、この提案をしているのであれば、レスポンスが低いのは当然です。

なぜなら、「今すぐに受けたい」人へのオファーであり要求のハードルが高いからです。「今すぐではないけれど、そのうち習いたい」、「興味はあるけれど、春ぐらいから…」という人にも反応してもらわないといけません。

例えば、“無料体験教室”、“詳しい資料を無料送付”、“1ヶ月無料受講”というような低い提案ですね。
その上でキャッチコピーやボディコピー、画像、申し込み手段と連絡先を見直す必要があります。

③テスト
原稿が完成したら、次はテストです。
1万部を5000部に分けて、まず1度そのレスポンス率を見ます。効果が高ければ、継続してください。
効果が無ければ、次の5000部は、再度原稿を見直します。そしてまたレスポンス率を見てください。
そうやって、テストしながら反応の良い原稿を作成していくことで、レスポンスのある広告を完成させましょう。

広告は確率の問題であり、確率を上げるために何を変えるかを選択していく作業なのです。
したがって、最初の広告は一番確率が低いわけですから、いきなりお金をたくさんかけるのはやめたほうが良いでしょう。

さらにもう1点、学習塾の広告を同一のチラシに掲載することをお考えのようですが、これもやめたほうが良いでしょう
なぜなら、提案が2つになってしまい、チラシを見た人を混乱させてしまうことになるからです。

最後に、他の効果的な宣伝方法ですが、私はホームページをお勧めします。
今回のようなサービス業には、チラシよりも効果的でしょう。
インターネットで自分の住まいの近くにあるパソコン教室を探している人は結構いると思います。
自ら探してきてくれる人の興味を引くようなホームページをぜひ作ってみてください。