知人との共同ビジネスにおいて、お互い個人事業主として働くか、合同会社を設立するかどちらの方がよいのでしょうか?
QUESTION
個人事業主として働いています。
最近、起業サロン経由でできた知人と新しく事業を始め、売り上げが出始めました。
税務管理などで手間が多くなることを見越して、合同会社を立ち上げようと考えています。
そこで質問なのですが、このまま個人事業主として働くか、合同会社を設立するかどちらの方がよいのでしょうか?
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ANSWER 質問者様の状況ですと、合同会社を立ち上げるのがよいと思われます。
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個人事業主か法人化のどちらがよいかは、多くの事業者さんが悩むところです。質問者様の場合、個人事業主の方との協業とのことなので、よりお悩みになられていることと思います。
金銭面:設立費用、決算費用、税金面での有利・不利(所得が概ね800万くらいで法人の方が有利となります。)と社会的信用面(法人との取引や、銀行融資、補助金)などが比較ポイントになります。
おふたりの個人事業主での協業でもよいとは思いますが、質問者様の事務処理負担や、対外的な面や将来的なことを考慮するのであれば、法人の方がよろしいかと思います。詳細の業務内容や、質問者さまとお知り合いの方がどのように組まれるのかは、わかりませんが、以下の点にご留意いただければ、よろしいかと思います。
(1)信用面で言うと、お知り合いの方が担当された業務に対して、質問者様が請求書を発行して、報酬(売上)を質問者様の口座に振り込む。お客さまからすると変ですよね。新規のお客様に営業する際に、個人名で営業したり、ご案内しますか?
(2)経費の管理面でも、お知り合いの方が使われた経費をどのように管理しますか?
おふたりの事業の所得を折半ということですが、現実的には、質問者様の口座からお知り合いの方に、報酬を支払うことになります。その際、個人への報酬ですから、質問者様が源泉徴収し、翌月に税務署にお知り合いの方の所得税を支払うことになります。また、質問者様が、この協業とは別の売上や経費があると、その分の計算がややこしくなります。こうしたことを考慮すると、経費の支出(法人設立、決算費用、法人税)などが掛かりますが、法人化した方がよろしいかと思います。
なお、役割分担や取り分などの観点から、また、経費面からも、株式会社ではなく、合同会社を選択されるのは、よい判断であると思います。
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