増資と買収について

公開日: 2017/02/17  最終更新日: 2020/09/07

QUESTION

とあるITベンチャーから、株式公開するので、私の会社に資本参加し、さらに公開前に自社の株式と交換したいと申しこまれています。

いい話だと思いますが、相手の会社にすべて買ってもらった場合、なにか問題はあるのでしょうか?

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ANSWER:自社の株を相手方会社にすべて譲ってしまうと、株主総会での議決件の問題が生じます。

自社の株を相手方会社にすべて譲ってしまうと、株主総会での議決件の問題が生じてまいります。そうなると、役員の解任・就任という重要なことを、株主総会で決定することになるので、現在の役員(取締役)を総入れ替えされてしまう可能性がでてきます。

株式を買い取る会社との関係において、このようなことがおきても問題がなければ、それでよいかと思います。

しかし自分の意志で現在の会社を今後も運営していきたいのであれば、少なくとも過半数の株式を保有するべきです。

もし相手の会社に出資をし、相手の会社が上場する前にその出資分に相応する株式を買い取るということであれば、特に問題はないかと思います。