会社を経営していく上で、どのタイミングで正社員を雇ったらよいのでしょうか?
QUESTION
個人で会社を経営しているのですが、どのタイミングで正社員を雇えばいいのか分かりません。
会社の経営状況が悪化する可能性、正社員を雇っても辞めてしまう可能性があり、なかなか踏み切れません。
現在の状況としては業務委託で業務を他者に依頼している状況です。
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ANSWER 少し無理をしてでも、正社員雇用をしようと考えたときがベストと言えます。
正社員の雇用ですが、なかなか難しいところです。業務のパートナーになる人材と巡り合ったなどが一番のいいタイミングですが、そのとき、会社として、正社員雇用が難しい、といったこともあると思います。まずは、質問者様の方で、少し無理をしてでも、正社員雇用をしようと考えたときがベストとは思います。
ただ、ここで考えるに、まずは、正社員の雇用にこだわらなくてもよいのではないか、という視点からのお話しになるかと思います。社員を雇用する場合について、正社員としての雇用以外に、契約社員として契約とか、期間を有期にして雇用するパターンとか、あるプロジェクトの期間雇用するとかも考えられると思います。現在、行っている業務委託を、雇用契約として行うといった形にしていくという方法もあるかと思います。
社員を雇うという形式で考えていくのは、現在の働き方改革という流れをうまく活用していく方法もあると思います。たとえば、現在は子育て中のため、時間の制限があるけど、その後は、正社員的にバリバリ働きたい方などを、今から声をかけておくといったイメージもあるかと思います。その前提としては、現在、質問者様の会社で行っている業務委託などの場合、委託する業務を明確にしていると思います。
また、連絡ツールや情報共有ツールを使用しているかと思います。弊事務所の場合でも、在宅(テレワーク)で行っている方は、業務を明確にする、連絡ツール(Chatwork)や、Dropbox、evernote、kintoneなどを利用しています。このように考えると、まずは、業務委託を雇用契約に変更するレベルでの有期契約社員として契約するといった、トライアル的な雇用もありかと思います。
有期契約の部分的な業務をお願いするという方法もありますので、そちらも一考かと思います。また、その前提として、正社員を雇用するにしろ、有期社員を雇用するにしろ、何をお願いするか、担当する業務を明確にすることが必要かと思います。正社員を雇用したからといって、すべての業務を依頼するといったことではなく、総務経理は質問者様が行うのか、営業はだれが行うのか、など、きちんと分類しておくことが最も重要かと思います。
資格専門学校で社会保険労務士講座の講師も務められている渡邉アドバイザー。丁寧でわかりやすい説明は、相談者からも多くの支持を得ています。社員採用を検討中の方は、採用前に一度相談されることをお勧めします。
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