未経験業界での開業、融資を受けるコツを教えて下さい。

公開日: 2019/05/22  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

ヨガ教室を個人事業で開業したいと考えております。

融資を受けたいと考えているのですが、経験がないためこれからヨガの教室に通うつもりです。

融資を受ける際のアピールポイントとして考えているのは、幼い頃に友人の親がヨガの先生だったので、よくヨガのポーズなどを教えてもらっていました。
他にも、創業塾の修了、学生時代には、生徒会長の役職に就き、現在働いてる会社では、グループのリーダーをしています。
以上のことを踏まえまして、融資を受けられる確率は低いでしょうか?

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ANSWER

融資の確率に関するご質問ですが、まずは審査にパスするためのポイントを解説します

融資について、融資担当者がチェックするポイントは、「財政状態」、「経営者としての資質」、「事業の見通し」という三つの視点です。

①財政状態本人の財産がどれくらいあるか、逆に借入金などの負債はどうか、という点です。当然、預金などの財産は多いほうが、負債は少ないほうがいいということになります。とくに財産については、同居家族名義も含めて積極的に情報開示することが、高評価につながります。

②経営者としての資質これは、「この事業をする経営者としてのスキルやノウハウをもっているか」という観点です。大切なことは、「経歴欄」に、「今回の事業と関係する経験を積んでいる」ということが明確に分かるように記載することです。

大切なことは、「経歴書」に、「今回の事業と関係する経験を積んでいる」ということが明確に分かるように記載することです。経験があるということですので、その間どのようなスキルを身につけたか、金融機関にアピールすることが大切です。

③事業の見通しこれは、「創業計画書」で示すべきポイントです。
予定しているビジネスの内容については、相手が中学生でも理解できるように、分かりやすく記載することがコツです。金融機関の担当者は、金融のプロですがビジネスのプロではないので、目新しいビジネスなどにはくわしくないのが普通だからです。収支の見通しについては、「絵に描いた餅」と思われないように、できるだけ客観的に見て「なるほど」と納得してもらえる根拠を説明する必要があります。
以上が一般的な審査にパスするためのポイントです。

経験がないとのことですので、これをどのようにカバーするかが最大の課題だといえます。
「幼い頃に友人の親がマッサージ師だったのでよく自分でできるマッサージを教えてもらっていました」というのは、一つのカバー材料になると思います。また、創業塾の修了、生徒会長のご経験、グループリーダーの役職についても、いずれもアピールポイントとして有効です。

ただ、経験がない点に関しては、融資審査の際にマイナスになるだけではなく、開業されてからの成功確率にも影響します。うまく融資が受けられたとしても、開業後に悩むことがたくさん出てきて、壁に直面するリスクがあります。そのため、できれば、ヨガ教室でしばらくアルバイトでも勤めて、事業を続けるためのコツや技を習得することをおススメします。1~2か月の短期間でも、経験を積み、経営者の仕事を見るだけでも、成功確率がかなり高まると思います。

ドリームゲートオンライン相談を参照