くじ引き専門の監査会社設立の障壁はなんですか?
執筆者:ドリームゲート事務局
公開日: 2023/01/23
QUESTION
銀行などでは内部監査等で厳しく業務の監視が行われ、公平性が保たれています。
しかしお祭りの縁日の屋台、スーパーのくじ引きなどでは、その中に本当にあたりが存在しているか証明されずにサービスが行われています。
こうした中で、これらの不透明さをなくすことを目的とした、くじ引き専門の監査会社を設立することを考えているのですが、実現するにあたっての障壁はどのようなものがあるでしょうか?
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ANSWER 業務運営の公平、中立性に対する組織の信頼性を如何に確保するかという点が障壁です。
ビジネスの着眼点は面白いと思います。
問題は、業務運営の公平、中立性に対する組織の信頼性を如何に確保するかという点にあると思います。
この点、各事業者から契約金の提供を受ける関係で、利益供与を受けていると捉えられ、監視の度合に手心を加えているのではないかとの疑念を契約外の事業者から持たれる可能性を排除する必要があると思います。
そのための工夫として、契約先との癒着の排除、具体的には組織内には、契約先の関係者がいないこと、また、弁護士などにより、中立性を確保するため組織内でのチェック体制も構築していることも必要ではないかと思います。
本来であれば、公共機関が行うべき業務ではあるものの、実際には民間が行なっている業務というものは他にも多数ありますので、そうした機関の組織体制についても参考にされたら良いと思います。
この質問に回答した専門家
大部 博之(おおべ ひろゆき)
小笠原六川国際総合法律事務所
弁護士(海外法含む)
フリーランスのライターの後に弁護士になったという異色の経歴の持ち主である大部アドバイザー。法律問題だけでない総合的な支援を多くの企業で行っております。企業の法律問題に関わる様々な相談にご対応頂けます。
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