物件選定の基準や融資について教えて下さい。
QUESTION
【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>
ANSWER
まず、気を付けるところです。物件とショップコンセプトのマッチングが、最初の危険な落とし穴になります。出店予定場所が決まったら、まず、マーケットデータを取得し、物件を調査してください。見るところは以下の点です。
1.居住者の男女比コンセプトに合っているかどうか
2.小売業の買い回り品売上と最寄り品売上の購買比率買い回り品の購買比率が多いほうが有利な場合が多い
3.昼間人口と居住者の差昼間人口が多いほうがいいですが、学校が近い場合は、割り引いて考える。
以上の3つがもっとも重要なポイントです。
上記のデータのとり方は、さまざまありますが、統計局ホームページより、国勢調査が町名ごとに出ますので、まずそちらを見てください。細かいデータ取得方法に関しましては、ここで申し上げるのは難しいです。
また、どんな商売も成立する優良な物件というのはあるわけがないということが言えます。経営が成り立つかどうかを考えるなら、すべてが家賃しだいです。どんな場所も、いい立地にも悪い立地にもなりえます。しかし、絶対ダメな立地はありますから、そこにひっかからないよう注意しなければなりません。いまから細かいところを解説します。
まず、郊外型の場合から記述します。郊外型は、車との関係のみ押さえてください。予定物件の前の道路の通過する車種・乗車人数をみてください。トラックが全車種の通行台数の5%を超えるようだと見込みはありません。さらに、席数と付属の駐車場台数の関係も重要です。業態による面もありますが、大まかに席数の半分以上の駐車場が必要です。そうしないと、駐車場不足が売上を止める要因になります。
次に、都市型の場合です。出店地域の雰囲気とお店とのマッチングが重要です。最初に、予定物件前の歩いている人を観察して、お店に入ってくれそうな人たちが多いかどうかを確認します。また、近所の雑貨店なども、予定のお客さまの年齢層、性別に親和性があれば、よりよいです。なぜならば、目の前を通過するお客さまが、最初に来ていただけるお客さまになります。
次に重要な点は、店舗の入口のわかりやすさです。2F以上でも地下の物件でも、店舗入口がわかりやすいということにつきます。気を付ける点はほかにもあり、以上のように、物件しだいで簡単に失敗しますので、本当に気を付けてください。
もう一つの点、融資を受けられるのであれば、通すコツがあります。融資の資料の作り方は、計画内容が厳しすぎてもダメですし、甘く見すぎたら全くとおりません。数か月昨今は黒字化するまで1年近くかかる場合もあります。赤字ののち黒字化する道筋だと、計画として説得力があります。自己資金だけで始められる場合でも、事業計画は重要です。飲食店は、他の業種とは違う面が多々ございまして、税理士さんとかの会計系の始業の方はおそらく飲食店の事業計画は作れません。
つぎに、メニューに関して言えば、ベトナムの料理を日本人好みに変えるのか、そのままベトナム風でするのか、そういうことは悩むでしょう。食材も、本場のものはそろっても高額になり、儲けが少なくなるということがあり得ます。さらに、昨今は、日本人が飲食業勤務を敬遠する傾向です。その点も踏まえなければなりません。たとえ飲食店勤務経験があったとしても、立地を見る能力は積むことはできませんし、さまざまな点で失敗の要因は落ちています。
※ドリームゲートオンライン相談を参照