開業届を出す前の経費は計上できますか?また、融資が必要か教えて下さい。

公開日: 2019/06/19  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

自己資金200万円で、エステサロンを開業予定です。
開業費についてですが、開業届を出す前の経費は計上することができるのでしょうか?また、現在、融資を申請しようか迷っています。資金200万円で融資は受けるべきでしょうか?

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ANSWER

1 開業費について開業届を出す前の経費も計上できますよ。下記のように計算してください。

まず、開業までにかかった領収書を集めてください。領収書をとれなかった経費はメモでも構いません。それを集計するのですが、あとで見返すことができるようエクセルなどに項目と金額を列挙して集計すれば分かりやすいです。集計ができたらその合計金額を繰延資産の「開業費」に計上してください。この「開業費」は毎年決算の時に、好きな金額だけ償却をすることができます。償却とは、繰延資産を経費計上することです。減価償却費と同じ考え方です。

2 融資を受けた方がよいかどうか状況が分かりませんので、考え方を下記に書きますね。
貯金が200万円とのことですが、サロンは賃貸物件でオープンされますか?賃貸物件であれば保証金やちょっとした内装や看板の支払いがありますよね。それ以外にも施術をするための道具なんかにもお金がかかると思います。それらの合計金額をまず計算してください。これを①とします。
そして次に毎月の経費を計算してください。賃貸物件なら家賃がかかりますよね。それ以外にも通信費や光熱費、あと材料代など一カ月にいくらかかりそうか計算してください。これを②とします。

貯金金額の200万円から①と②×6ヶ月を引いてプラスになれば借入金は不要です。これがマイナスになれば借り入れが必要です。ちなみに②×6ヶ月の6ヶ月は、事業が軌道に乗るまでの期間の目安として6ヶ月を使っています。6ヶ月が不安であれば12ヶ月などで計算してみてください。

具体的に計算してみますね。仮にサロンの保証金や看板代が60万円かかったとします。そして毎月の家賃や光熱費の支払いが20万円だとします。この場合、200万円-60万円-20万円×6=20万円で、貯金金額の200万円でやっていけますので借り入れの必要はありません。

ドリームゲートオンライン相談を参照