海外に本社がある場合、日本に所得税を払う必要はありますか?
公開日: 2017/03/02
最終更新日: 2020/08/24
QUESTION
製造業で起業することを考えているのですが、海外に本社がある場合、そこから日本国内の店に卸売りをすると、日本国内で所得税を払わなくてはいけないのでしょうか?
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ANSWER:日本国内での申告は、特に必要ありません。
◆海外の会社の場合
海外に本社登記すると、原則的には、海外での税務申告が必要になります。
そこで、海外で生産したものを、国内の会社に販売する場合などは海外の会社の売上となりますので、日本国内での申告は、特に必要ありません。
海外に本社登記すると、原則的には、海外での税務申告が必要になります。
そこで、海外で生産したものを、国内の会社に販売する場合などは海外の会社の売上となりますので、日本国内での申告は、特に必要ありません。
◆日本で行う場合
ただ、日本に支店登記をして、日本でも営業活動を行うと、その分は、日本での税務申告をしなければなりません。
この場合に日本で必要な税務申告は、法人税、法人事業税、法人住民税、消費税などがあります。
つまり、両方の国で税務申告が必要になります。
ただし、いったん日本、またはアメリカで納めた税金は、日米租税条約によって、もう一方では納める必要はありません。
つまり、税金の二重取りはないわけです。
また、商品の輸入を行った場合には、関税や消費税が課税されます。