給与にかかる税金について教えて下さい。
QUESTION
今まで給与計算などの経験もない為、所得税やあらゆる税金等の計算方法や支払い日など、全くわかりません。どのような税金があるのでしょうか。
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ANSWER
給与にかかる税金についての大まかな概要は、以下のとおりとなります。
《源泉所得税とは》
会社や個人が、人を雇って給与を支払ったり、税理士などに報酬を支払ったりする場合には、 その支払いの度に一定の所得税を天引きすることになっています。
《開始の際の手続き》
初めて会社や個人が給与の支払いを始めて、所得税を天引きして預かり、この税金を納める場合には、 「給与の支払事務所等の開設届出書」を 1か月以内に提出することになっています。
(この用紙は税務署にありますし、 国税庁のサイト上で手に入れることも可能です。
《源泉所得税の金額》
一定の額の所得税の金額とは、税務署にある「給与所得の源泉徴収税額表」という一覧表を用いて税金の金額を求めます。
《天引きして預かった所得税をどうするのか》
天引きして預かった所得税は、原則として、翌月の10日までに国に納めなければなりません。
(納付書は税務署にあります)
《所得税の納期の特例》
給与の支給人員が9人以下の場合、 この天引きした所得税を、半年分まとめて納める (1/10と7/10)ことができる特例があります。 この特例を受けるためには 「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」 の申請が必要です。 他にも1/10の納付を1/20にする 「納期の特例適用者に係る納期限の特例に関する届出書」 というのもあります。
(届出書、申請書は要件・提出期限にご注意ください)
《年末調整》
毎月の給与に基づいて、所得税を預かっていますが、月々その預かった所得税の合計金額が、本来ご本人が1年間に納付すべき所得税の金額と一致するとは限りません。1年間分を集計して、本当に納めるべき税金の金額を計算して、毎月の天引きした所得税の金額の合計との差額を調整するのが年末調整です。年に1回しか行わないものですから、まずは 日常業務的には困らないと思います。 年末調整に関しては、毎年、11月ごろに説明会が開かれますし、税務署からも年末調整の仕方についての冊子が送付されます。