棚卸資産とはどのようなものですか？　また、税務所に棚卸資産の計算方法は必ず届け出なければならないのでしょうか？

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棚卸資産とは、販売することを目的として保有される財貨、用役等をいいます。平たく言えば売るために一時的に所有する資産のことです。

一般的には商品、製品、仕掛品等があります。

また、棚卸資産かどうかは、取得又は保有の目的などにより判断します。例えば、土地や建物は通常棚卸資産にはなりませんが、不動産会社等が売るために所有している場合などは、棚卸資産になるわけです。 　

棚卸資産の評価につきましては、一定の期限までに評価方法を届出るよう規定されていますが、実は法定評価方法というのがありまして、届出書を提出しない場合には自動的に法定評価方法（最終仕入原価法による原価法）が適用されることになっています。特別に選択したい評価方法がなければ、あえて届出書を提出する必要はありません。 　

サービス業の場合には、通常たな卸資産は無いと思いますので、評価方法は法定評価方法でいいのではないでしょうか。