車両の時価の決め方

公開日: 2017/02/23  最終更新日: 2020/07/30

QUESTION

ANSWER:方法は2つあります。

時価といいましても、その算定に恣意性が入る余地が大きく税務調査等でよく問題になる項目であります。会社側が、時価は○○円と処理したならば、その金額の算定についての説明責任は会社側にあります。

簡単な方法を、二つほど申し上げます。

1.中古車売買等の業者に、引き取り価格を見積もってもらう
この方法であれば、時価の算定が第三者に委ねられていますので、一般に公正妥当と認められます。

2.減価償却による未償却残高を時価とする方法
車両の耐用年数は普通乗用車が6年貨物(バン等)は5年となっています。

仮にバン(耐用年数5年)であると仮定し、取得価格200万円、購入してから3年経過しているとします。

未償却残高の計算方法は
200万円−(200万円×0.9×3年/5年)=92万円
(上記算式の「×0.9」は、償却計算の方程式ですので、条件にかかわり無く入れてください経過年数の月の端数は、6月を越えるか否かで切上げ、切捨てしていただいて宜しいと思います)

2の方法のほうが簡便な方法です。