フリーランスのデザイナーとして開業。新規の販路開拓の方法について

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

独立してフリーランスのデザイナーとして開業する予定です。

職種はデザインワーク全般。店舗内外装、看板、ポスターチラシ、オブジェ、ディスプレイ等です。

主に立体をメインにしてやっていこうかと思うのですが、自分の扱う商品(デザイン)をどのように売り出していくべきか不安があります。

ブランド力もない状態で、新しい顧客を獲得しなければなりません。

どうすれば良いでしょうか。

【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>

ANSWER

フリーランスのデザイナーとして独立・開業したあと、どのように販路開拓をしていけばよいかという質問ですが、デザイン関係の独立は簡単なようで簡単ではないと思います。よっぽどの名を馳せた人が独立するというのであれば、その名前(ブランド)で仕事が来ます。

しかし、そうでない殆どの人は自分で顧客開拓をしていかなくてはなりません。ここは誰しも苦労するところです。

会社員だった人が独立する際、今のお客様をつかんで独立している人が殆どです。お客様としては、直接のクライアントがベストですが、そうでない場合は、広告代理店に強いパイプの人や、プロダクションの営業担当者なども仕事につながります。

まずはそうしたところから足がかりを得てみてはいかがでしょうか。独立して最初の1~2年間は、前の会社の知り合いをつたって、地道に営業周りすることになると思います。突然に飛び込みで色んな会社を回っても、職種を問わず怪訝な顔で門前払いされるケースが殆どでしょう。ですので、徹底的に従来の知り合いを営業周りすることです。

次に一番の特技を自分で決めておくことです。自分の売りをはっきりさせるまでは、自信がなく落ちつかなく「何でも出来ます」といってしまいますが、これは避けたほうが良いです。先方があなたの得意分野をすでに知っていて、それ以外のことを依頼してきたときに、言えばよい言葉です。

最初から「いろんなことができる」といって回るのは、結果としては得になりません。ですから、これが自分では一番得意である、ということを決めておかれるのが良いと思います。

立体をメインにしておかれる考えならば、立体をメインにしている人と知り合いになり、押しかけてでも話をきかせてくださいと営業することです。ただし、ビジネスシーンにおいては、知らない人とは簡単にはあってくれない、と肝に銘じておいてください。その意味でも、相手が信頼している人から、自分を紹介してもらうというのはとても貴重な機会です。