オリジナルスポーツウェアを、広告費を抑えてPRしたい

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

レディースポーツウエアの製造販売業として起業しましたが、全く売上が立ちません。
専門誌や新聞には条件付きですが、記事を載せてもらえることになりました。しかし、これ以上広告費をかけることは厳しい状況です。
例えば雑誌掲載や、スタイリストに取り扱ってもらうためには、広告代理店を使ってお金をかけないとできないものなのでしょうか。

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ANSWER

雑誌に記事として取り上げてもらう場合、PR会社や広告代理店にお願いすることが一般的です。しかし、商品によっては、取り上げてもらいたい雑誌がある程度限られていると思いますので、出版社に直接、依頼することがよいと思います。

雑誌は「広告を出してなんぼ」という考え方なので広告量に応じて記事のボリュームも変わってきます。広告業界ではちょうちん記事と呼んでます。例えば、日経新聞やメジャーな雑誌はどれだけ広告費を出してもちょうちん記事は書いてくれません。記事の信憑性などが損なわれるからです。しかし知名度の低い媒体や業界誌はかなり柔軟に対応してくれます。

また、記事広告という手もあります。これは媒体社側で広告ページを記事風に制作してもらい掲載する手法です。読者は記事なのか広告なのか、区別できないので、記事として取り上げてもらいたい広告主はよく使用します。しかしいずれの方法も広告費はかかってしまいます。

そこで、お金のかからない販促方法を考えてみましょう。スポーツウエアは、大手スポーツメーカや大手ファッションブランドがライバルとなります。大手と同じようにモデルに着せたり、キレイなブランド広告だけで勝てるわけありません。

オリジナルブランドならではの、独自のデザイン、多彩な機能をアピールするような切り口で露出していくことがよいでしょう。

媒体への広告露出は、販売チャネルをできるだけ多く作りましょう。実店舗のほかにインターネット販売はもちろん、オークション、アフィリエイトサイト・卸問屋サイトへの参加、ネットショッピングモールへの出店などでしょうか。オークションへの出品は商品の露出や独自サイトへの誘導として有効です。アフィリエイトサイトや卸問屋はユーザが勝手に宣伝してくれる上に売れた金額に応じて報酬を支払うので広告費のロスがありません。ネットショッピングモールは出店料などのコストが発生しますのでペイできるかどうか見極める必要があります。商品点数などが少ないのであればオークションで充分だと思います。

ショップを併設しているスポーツ施設にパンフレットや見本を送付します。成約の可能性は低いですが、この地道な作業が大切です。

スタイリストへの宣伝の近道は、事務所に商品見本やパンフレットを送付することですね。色々な力関係があるので採用されることは難しいと思いますので余力の範囲で実施してください。