外国市場を対象に商社を開業検討中。アドバイスが欲しい。
QUESTION
インド・ネパール圏を対象にした貿易商社業で起業しようと計画しています。 まずは小資本で始められる、インターネットショップから立ち上げる予定です。
現地に協力してくれる知人がいますが、当地での販路が無く、商材が特定できません。どの様な手法で市場調査を行って具体化していけばよいのでしょうか。
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ANSWER
いきなり日本側で取扱商品の検討を付けてから、現地で仕入先を開拓するのではなく、まず現地の方が仕入れのできる商品を輸入してみたらいかがでしょうか。販売できる商品がある程度しぼれてから、専門領域の調査を進めていけば良いのです。
マーケティングの手法はさまざまですが、手軽なのは 専門誌、業界誌、メルマガ等を探し関連ありそうな記事を集め、 自分なりにマーケットのサイズ、販売手法、販売ルート、競争相手、現地の需要等を調査する方法です。活字による調査も有効です。専門誌、業界新聞に目を通すだけでも 業界分析の助けになるでしょう。
インターネットを活用する場合は、現地のショッピングサイトやSNSなどで人気の商品やブランドをリサーチするのが良いでしょう。また、既存の貿易商社や地元の小売業者がどのような商品を扱っているかも調査すると良いです。このようにして、現地の需要などを把握してみてください。そして、需要が高く競合が少ない分野を特定しましょう。
店舗や営業所を持たない起業としてインターネットネット通販は小資本から始められますが、やはり競争相手との差別化を図る上で業界を知る事は一番大切です。
また、現地に知人の方がいらっしゃるのであれば、関係者を通じて、現地の小売店、卸売店、流通業者など、商品を販売する可能性のある潜在的な販路を探しましょう。地域の商業団体や業界団体に参加し、ビジネスネットワークを築くことも有益です。
次にお勧めする方法は業界の見本市(トレードショー)への参加です。
販売店相手の見本市は、国内での卸売りの可能性を検討するきっかけづくりになります。見本市の出展者を見れば「売れ筋」、「穴場」、そして自分たちの商品が活かせる分野が見えてくるでしょう。大規模な会場(東京ビッグサイトなど)の年間予定にネット経由でアクセスし、その中からリストしてみては如何でしょうか。
また、国際的なトレンドや他の地域の成功事例も参考にすると、より具体的なビジネス戦略を立てることができます。
マーケティングの方法に王道はありません。ポイントは情報源と情報の活用、コネの活用と言えます。これらの手法を組み合わせることで、ビジネスプランが具体化していくのではないでしょうか。
輸入に関しては 日本貿易振興のサイトに豊富な情報がありますので、困った際にはぜひ活用してみましょう。