農園の作物を利用した商品を販売する戦略は、どのように立てると良いですか?
QUESTION
農園を営んでいる者です。
自分の農園の作物を用いたジュースや加工品を販売したいです。
安全・新鮮・美味しさには自信があるのですが、どのように販売戦略を立てるのが良いでしょうか?また、販売先の選定や営業活動はどのようにするのが良いですか?
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ANSWER:まずは目標を決めてみましょう。
販売戦略、販売先の選定、営業活動のポイントについてそれぞれご紹介します。
販売戦略
販路開拓のための最初の一歩は、目標を決めることです。
販売するジュースの種類や価格帯、ターゲット顧客を明確にすることで、やるべきことも見えてきます。それにより、効率的な戦略を立てることが可能になります。目標の設定ができたら、次にアプローチ方法を考えましょう。
ご質問者さんの場合、最初に始めるアプローチ方法として、インターネット販売をおすすめします。インターネット販売はすぐにできる販促の方法の1つです。
インターネット販売では、セット販売をメインにして、何かインパクトのあるネーミングをつけることがポイントです。例えば、「〜高原まるごとパック」という感じです。商品の魅力や利点を説明できるようにしておくことも大切です。
また、最初は業界サイトなども活用してみるのが良いかもしれません。知名度が高く、アクセス数も多いサイトに登録し、まずは自社のサイトを見てもらえるようにしてみましょう。
インターネット販売を始めた後は、顧客の反応やフィードバックに積極的に耳を傾け、彼らのニーズや関心を理解することも大切です。これらをすることで、顧客ニーズもつかみやすくなります。また、インターネット販売で評判になれば口コミで顧客が増加するでしょう。成功すれば小売業者にも注目されやすくなり、販路開拓に有利になります。
販売先の選定
小売店の開拓については、商品の品質、価格、特長、供給可能な生産量等を考え、それに適した業種・業態を選定するとよいでしょう。また、販売戦略で考えたターゲット層はどのような層かについても大事になります。
例えば、「こだわりの素材」、「無添加」、「美容に良くて、安全で美味しい」という強みを活かして、多少価格は高くても品質にこだわった商品を購入する顧客が集まるような、自然食品の店やデパートなどがおすすめです。
営業活動
小売店にアプローチする方法を2つご紹介します。
①訪問営業
電話やメールなどで営業を行う方法です。あまり時間がない場合には、実際に現地に向かうのは電話やメールで訪問OKと返事が来た顧客のみにするのが良いでしょう。このように営業を行うことで、効率的な営業が可能になります。訪問営業は、商品の魅力について直接対面でお伝えでき、その場で販売条件などについても話し合うことができるため、一番効率的な方法と言えるでしょう。
また、これまでの経営で関わってきた方々や友人知人から、人脈を広げるというのも有効な手段です。
②イベントへの参加
こちらは、多数の企業が参加するイベントに出展するというものです。イベントへ訪れる企業とつながりを持つことができます。販路開拓や効率的なマーケティング、直接商談などを行う良い機会となるでしょう。
ご紹介した方法の中から、ご自身がやりやすく、コストもあまりかからないものから取り組まれるのが良いのではないでしょうか。方法に悩んだ場合には、専門家や業界のコンサルタント支援を活用するのも良いですね。