コンクリート製品の下請け会社での新規事業の作り方

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

コンクリート製品の工場で構内下請けを20年続けて来ました。最近、建設関係の仕事量が落ち込み、請負単価の低減で利益のあがらない状態が続いています。
従業員の賃金をぎりぎりまで下げ、また海外研修の受け入れをしてコストの削減に努力をしてきましたが、それも限界を感じています。
このままだと、いずれ倒産という状況に追い込まれるでしょう。
しかし長年一緒に頑張って来た社員それと海外研修を路頭に迷わす事だけはしたくないと思ってます。
そこで今までの経験を活かし、新しい事業をしたいと考えておりますが、具体的に何から始めてよいか分かりません。なにかアドバイスをいただけないでしょうか。

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ANSWER

新しい事といってもすぐに思いつかないのも無理はありません。ですから、焦らずじっくり出来ることからやってみてはいかがでしょうか?

例えば、「今までやってみたかったが、無理だと諦めていたこと。」「お客さんから頼まれても、本業と少し外れて面倒くさいからと断った仕事。」「同業者から「へー」と感心された事。」「異業種から「それなら、こんな事も出来ませんか?」と聞かれたこと。」ほんの一例ですが、このように例外に目を向けてみるのです。

技術応用で違う製品ができたりということもあると思います。特に製造業では、同じ技術でも違う市場向けに使うことで活路を見出す事も多くあります。例えば、精密機械産業用のロボットアームの技術を生クリーム絞り機に生かした例や、回転寿司なども工業用のベルトコンベヤーの応用です。

一度、コンクリート製品の下請けという制限をはずして考えてみてください。きっと、今までに何度も機会はあったのではないかと思います。

自分が気付いてないだけで、周囲の人に聞き込みをしたら意外と良いアイディアがでてくるかもしれません。必ず活路はあると思いますので、まずは些細なことにも目を向けるようにしてください。