中古パソコンの海外輸出の事業計画を検討中。アドバイスが欲しい。

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

外国人の友人と一緒に、日本の中古パソコンをスリランカで販売しよう、という計画を立てています。
私が日本からの輸出手続を、友人の弟が外国での輸入、販売を担当するという予定です。 そこで下記のことで悩んでいます。
一人取締役で株式会社設立し外国の相手と取引すべきか、3人でLLPか、又は最初は個人でやってみるべきか 、利益の配分はどのように設定すべきかといったことです。
パソコンの海外輸出のビジネスについてアドバイスをお願いします。

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ANSWER

パソコンは機種名やスペックに普遍性があるため、インターネットを介しての販売も検討すべきかと思います。インド、バングラデシュ、パキスタンといった南アジアに次いで、中近東・アフリカ、東欧などの市場にも需要があると聞きます。ただし電圧の地域差には注意が必要です。
多くの輸入業者は輸送コストを最低限に抑えるため、コンテナ単位での出荷を希望します。コンテナには40フィート、20フィートと呼ばれる大小2種のコンテナがあります。前者の場合はデスクトップパソコンとモニターの組み合わせだと約400セット、後者はその半数を納めることができ、これらが1回の売買単位になると考えてよいでしょう。

また、規制や輸出手続き上の注意として、パソコンを引き取る際にそれらを中古品としてか、もしくはマニフェストの発行を伴う廃棄品としてかを明確にしてください。廃棄品として受け取ったものの輸出は違法行為になります。

パソコンを海外へ輸出する場合、輸出貿易管理令の規制により、製品が戦略物資に該当するかどうかの判定(「該非判定」)を受ける必要があります。この際には輸出者が該非判定書を作成します。該当する場合は輸出許可を取得する必要がありますが、非該当時は非該当判定書の税関提示だけで済みます。これら書類の作成に必要な情報は各メーカーのホームページから入手できます。

次に、インストールされているアプリケーションにも注意を払ってください。アプリケーションは多くの場合1人の使用者に対し当人が所有する1台のパソコンにインストールする条件で販売されています。パソコンと併せて売買することは可能ですが、CDだけでなく取扱説明書や契約書など、新品として販売された時に含まれていたアイテムがすべてそろっていることが必要条件です。中古パソコンの流通に当たってはこのような条件が満たされていないケースが多く、その場合は輸出者の側でインストールされているアプリケーションを消去しなければなりません。

中古パソコンに対する需要はそれなり多い反面、供給業者もそれなりに多く、いかに低価格で販売するかが問題です。コンテナへの積み込みに関してもコストを最小限に抑える配慮が要求されます。コストを抑える方法は実際に取引を始めてからいろいろと発見できるでしょうが、その実行には自社の環境と条件によく合う相性のよい取引相手であることが大前提となります。取引先の決定には慎重を期して取引の開始を焦らないことが肝要です。