資本金増減の仕組み

公開日: 2017/02/17  最終更新日: 2019/11/22

QUESTION

ANSWER

資本金とは商売を始めるに当たって、用意する「元手」です。会社形態じゃなくても、とにかく商売を始めるには元手となる「お金」が必要ですよね。その元手となるお金で商売を始めていって利益が出たとします。そうすると、その儲けた分だけ元手が増えますね。それが資本金の増減する仕組みです。もちろん損をしたら元手(=資本金)が減るわけです。

ただ、会社形態の場合は単純に利益が出たから資本金の額そのものが増える、損を出したから資本金が減る、というようには表示しません。あくまで資本金の額はそのままに表示しておいて、儲けた分・損した分を別の科目で表示するようにします。そして、資本金の額とその別科目の金額を足せば、増減した資本金の額(=元手)になります。

他にも資本金が増減する場合はあります。増資なんかがそうです。資本金を増やすということは、出資者が元手となる金額を出してくれるということです。減資もそうですね。資本金を減らすということは、基本的には出資者にお金(=元手)を返還するということです。