新規事業を考える際に役立つ考え方・コツを教えて欲しいです。

執筆者:ドリームゲート事務局
公開日: 2022/10/17 

QUESTION

不動産会社を経営しているのですが、不動産事業とは別に収益の柱を作りたいと考えています。
新規事業を考える際に役立つ考え方・コツを教えて欲しいです。
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「やりたいこと」・「できること」・「利益」の3点を軸に考えましょう。

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ビジネスを始める際には以下の3つの要素があるかを意識してください。
(1)質問者様がやりたいこと
(2)質問者様ができること
(3)利益が出る価格で買ってもらえること

以上の3つです。
(1)やりたいこと
ご自身がやりたいと思える分野の事業に着手することを勧めています。事業を興すというのはとてもエネルギーが必要です。ご自身の中に意欲や情熱がなければ続けることが苦痛になり、投資資金の回収前に途中であきらめてしまうことも多いかと思います。
(2)できること
ご自身ができることで事業を始めてください。これは融資などの際にも「その事業の経験」が重要視されることも考慮しています。また、自身でできないことから、外注で賄おうとすることもありますが、その割合があまりにも高いと大きなリスクを伴います。外注先に任せているだけでの他責精神をなるべく排除するためにも、自身で出来ることから始めてください。
そのためには、ご自身のリソースの棚卸をする必要があります。●●が出来る、●●の技術を持っている、●●の人脈があるなどご自身が持っている無形の資産を棚卸し、把握するようにしてください。
(3)買ってもらえる
まずはそのサービスが市場でニーズがあるかを調査してください。また、競争相手についても調査が必要です。そして、価格についても研究をし、収益が出る価格設定でちゃんと買って(利用して)もらえるか。事業計画をしっかりと作成することをお勧めします。
また、「ミニマムから始める」「固定費を増やし過ぎない」ということも考慮し、なるべく堅実で安全な事業展開を心がけましょう。現在の事業も継続しながらの新規事業進出となりますので、投下できる深堀さん自身の時間やマンパワーも限られると思います。最も大事なのは(2)の棚卸だと思います。これまでの経験や人脈など、市場で価値のつく無形資産を探す作業をしてみてはいかがでしょうか?
逆に避けた方が良いのは、

  • 大きな投資が必要な事業
  • 固定費を前提とした事業
  • 撤退が難しい事業
  • 「今熱い」「みんな始めている」事業 ※初期費用が軽微で、撤退が容易ならOKですが。

新規事業を見つけるのは、そもそもそんなに容易なことではありませんが、以上のようなことをコツとして持っていただければ、安全度は上がるかなと思います。

この質問に回答した専門家
有本 毅(ありもと つよし)
役に立つ合同会社
金融機関に長年勤められ創業融資実績の豊富な有本アドバイザー。累積で約300億円という融資実行の実績をお持ちです。相談者によって最適な資金調達手段を提案する経験が豊富ですので資金調達に悩んだら有本アドバイザーにご相談ください!
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