マッサージ・整体・リフレクソロジー

安全率は4.53ポイント。売上で1660万円程度、平均従業員が2.4人と、理美容院と同じような小規模店舗が全体平均の規模となった。開業後は、ほとんど消費材を必要とせず、技術者のテクニックと接客術が商売道具となる。それゆえ運転資金の3分の2ほどが、人件費で占められることになる。比較的低資本で開業できるため、新規出店は増加傾向。しっかりとした施術を心がけ、多くのリピーターを獲得することが商売成功の条件だろう。そして、いったん軌道に乗ってしまえば、余剰金を蓄えやすい業態といえる。ギャップ率も34.3ポイントとさほど悪い数字ではないことも、上記を裏付けている。

この業界で起業を目指すなら…
安かろう悪かろうに陥らないこと。技術力で固定客を勝ち取る努力を

あん摩、マッサージ、指圧、鍼、灸などの施術は医療法上の医業類似行為に該当するため、国家試験に合格し、免許を取得する必要がある。ただし、免許保有者を雇用すれば、それらの施術院を開業することはできる。一方、特に免許を必要としない、整体、リフレクソロジー、足つぼなど、一種のストレス解消ビジネスとしてサロンを開業する業者が急増。ユーザーの年齢層など幅が広がったことで利用者も増えており、施術メニューや出店エリアも多様化しているようだ。

ユーザーが多様化してきているため、開業場所が成否を決める大きなポイントとなる。例えば、ビジネスパーソンをターゲットとするならビジネス街、高齢者であれば住宅街。ただし、施術テクニックに特段の自信があるなら、マンションの一室であっても集客は可能だろう。いずれにせよ、十分に想定ターゲットを絞り込み、エリアだけでなく、施術メニュー、店舗デザインなどのコンセプトを固めることも重要だ。

職場の環境・生活習慣の変化に伴い、現代の日本人の多くが、腰痛、肩こり、頭痛などの症状を抱えるようになってきた。そんなターゲットに、店の存在を知らしめる、マーケティングをしっかり検討しておくこと。また、高い接客スキルも必須だ。先述したが、競合は多い。リピーターを増やし、しっかり引き留めるため、オンリーワンの武器を確立し、常に高め続ける努力が成功の要因となる。