創業融資を受けたいのですが、事業が黒字化するまで時間がかかりそうです。融資に影響はありますか?
QUESTION
現在、新しい事業計画を作成しています。
創業融資で資金調達を考えているのですが、黒字化するまで3,4年ほどかかりそうです。
また、起業分野における職務経験がありません。その点が融資に影響するかなと考えています。なにか対策方法はありませんか?
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ANSWER なんとか1年以内に黒字化して返済力が出るようにしましょう。
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一般的には、創業融資において黒字化が3,4年を要すると、金融機関が融資をしにくいのが実態です。ですので、なんとか1年以内に黒字化して返済力が出る計画にブラッシュアップをすることをお勧めします。このあたりをうまくやると、融資の実現可能性が高まります。
職務経験が少ない場合に有効な方法に関しては、私のYouTubeで解説していますので、よろしければご覧ください。直接の経験がなくても、経験の中で、そのビジネスに生かせるスキル・ノウハウを得ていることを説明するのが有効です。
⇒ https://youtu.be/-aMmCdhk5Q4
次に創業融資に関して、金融機関がチェックするポイントについて解説します。
融資について、融資担当者がチェックするポイントは、「財政状態」、「経営者としての資質」、「事業の見通し」という三つの視点です。
財政状態
本人の財産がどれくらいあるか、逆に借入金などの負債はどうか、という点です。
当然、預金などの財産は多いほうが、負債は少ないほうがいいということになります。
とくに財産については、同居家族名義も含めて積極的に情報開示することが、高評価につながります。
経営者としての資質
これは、「この事業をする経営者としてのスキルやノウハウをもっているか」という観点です。
大切なことは、「経歴書」に、「今回の事業を行うためのスキルがある」ということが明確に分かるように記載することです。
事業の見通し
これは、「創業計画書」で示すべきポイントです。予定しているビジネスの内容については、相手が中学生でも理解できるように、分かりやすく記載することがコツです。金融機関の担当者は、金融のプロですがビジネスのプロではないので、目新しいビジネスなどには詳しくないのが普通だからです。
また、収支の見通しについては、「絵に描いた餅」と思われないように、できるだけ客観的に見て「なるほど」と納得してもらえる根拠を説明する必要があります。
以上になりますが、質問者様が首尾よく資金調達をされて、事業が繁栄されますよう祈念しております。
元日本政策金融公庫の融資課長として5000名以上の起業家を支援した上野アドバイザー。現在は、資金調達の専門家として活躍されております。融資を検討されている方にはうってつけのアドバイザーです。
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