融資を受ける際のポイントについて

公開日: 2019/05/15  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

融資を受ける際のポイントについて教えて頂きたいです。

長い間ラーメン屋で経験を積み、来年自分のラーメン屋を開業予定です。

必要経費など見積もりを業者の方に出していただいたところ1000万円ほどでした。自己資金は300万円ほどあり、融資は700万円の予定です。この状況で、融資の可能性や何かアドバイスがあれば教えてください。

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ANSWER

融資の可能性については、いただいた情報だけでは明確に言えませんが、投資金額については無理な数字ではありませんので、可能性は十分あると思います。

そこで、金融機関の審査にパスするコツをお伝えしておきます。知っていただきたいこととして、融資担当者が審査するときのチェックポイントがあります。融資について、融資担当者がチェックするポイントは、「財政状態」、「経営者としての資質」、「事業の見通し」という三つの視点です。

①財政状態本人の財産がどれくらいあるか、逆に借入金などの負債はどうか、という点です。ではありませんが、『好きなことをやる』『好きを仕事にする』に尽きると考え

当然、預金などの財産は多いほうが、負債は少ないほうがいいということになります。とくに財産については、同居家族名義も含めて積極的に情報開示することが、高評価につながります。また、「個人信用情報」をチェックされますが、クレジットカードなどの支払いが遅れていなければ問題ありません。

②経営者としての資質これは、「この事業をする経営者としてのスキルやノウハウをもっているか」という観点です。

大切なことは、「経歴書」に、「今回の事業と関係する経験を積んでいる」ということが明確に分かるように記載することです。経験があるということですので、その間どのようなスキルを身につけたか、金融機関にアピールすることが大切です。

③事業の見通しこれは、「創業計画書」で示すべきポイントです。
予定しているビジネスの内容については、相手が中学生でも理解できるように、分かりやすく記載することがコツです。金融機関の担当者は、金融のプロですがビジネスのプロではないので、目新しいビジネスなどにはくわしくないのが普通だからです。

また、収支の見通しについては、「絵に描いた餅」と思われないように、できるだけ客観的に見て「なるほど」と納得してもらえる根拠を説明する必要があります。

飲食店の場合は、店舗の立地条件、コンセプト、競合店などの状況を融資担当者に示すことができると有効です。その場合は、口頭で話をするだけでは説得力に欠けます。ある程度時間をかけて周辺の調査を実施して、それを資料にまとめて記載して提出することが重要です。

ドリームゲートオンライン相談を参照