取引銀行の選定基準

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

店舗経営を考えています。 将来的には全国展開をしたいのですが、取引銀行は、どういった基準で選ぶべきなのでしょうか?

【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>

ANSWER

基本的に言えば会社の成長ステージによって使い分けていく必要があります。すなわち、会社の事業規模に応じて取引銀行もかわってくると思います。最初の頃は会社の信用もなく、銀行借入も行いにくい状況です。

・創業間もない頃

極端な話をいえば、どこの銀行でもかまわないと思います。少しの売上でもいいので実績を積み上げることが重要であり、銀行は特にこだわる必要はないと思います。

むしろ、信用金庫でも地方銀行でも都市銀行でも、自分とフィーリングのあう担当者がいらっしゃる金融機関かどうか、といった点が重要です。

・県内レベルでの店舗がひろがった頃

信用金庫レベルでは厳しいかと思います。やはり、地方銀行をメインとしながら、取引銀行を選定していくべきです。

・全国展開のころ

この規模まできますと、銀行取引も非常に複雑になってきます。一地方銀行では対応は難しくなってきます。そうなりますと、都市銀行との付き合いは必須となってきます。このころは、こちらからではなく、先方からいろいろと声がかかってきます。最初のころはなかなか銀行は深くお付き合いしてくれませんが、その中でも創業企業にいろいろとアドバイスをおくってくれる地元銀行や信用金庫があります。そういうところはやはり知人のみなさんからいろいろと情報を集めて選定してみるといいと思います。

これからいろいろと大変かとは思いますが、小さな成功事例を積み上げてください。すなわち、最初の1店舗の成功です。そうすれば、金融機関の付き合い方も徐々に広がってくるはずです。本当に小さな実績でもいいので、これをつくって借入などに関して銀行と話をするとしないでは大きな差があります。