ラーメン店向けシフト作成サービスの事業性

公開日: 2017/03/03  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

以前にラーメン店の店長をしておりました。その際、アルバイトのシフトを毎月エクセルで管理していたのですが、そのシフトの時間数が月の売上に対して釣り合うかどうかは、“感覚”でやっていました。結果として月次の試算表(損益計算書)が出たときに、人件費が過剰であったということもありました。
そこで売上予想にあわせたスタッフのシフト管理ソフトを開発、販売したらどうだろうかと考えています。ITなどはまったく無縁なので、開発会社にアイデアを持ち込んで事業化しようと考えていますが、このビジネスはうまくいくでしょうか。

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ANSWER

アルバイトのシフトを管理するようなソフト、サービスはすでにありますが、売上予想から人材手配を検討するというのは良いアイデアかと思います。ただし、結論から言いますと「ビジネスとして成立させるのは難しい」と思われます。

理由としては、例えば大規模にチェーン展開している会社の本部が人材手配をしている場合は、高額の投資をしてでもシステム化したいというニーズはあるかもしれません。しかし、店舗毎に店長がシフトを管理している場合、不慣れなパソコンソフトにコストをかけてまで取り組むということは考えにくいでしょう。また、バイトの手配業務は結局人がやるわけですから、さほど業務の負担が軽減されることはないと思われます。

そして、ビジネスとして継続させるためには、サービスをいくらで売るか?いくら売れれば利益がでるか? そのためには、どのくらい広告費をかけても良いのか? ということを検討しなければなりません。

まず、以下の項目を考えてみてください。
・いくらだったら払ってもらえるか?
・どのくらいの規模のラーメン店であれば買うか?
・広告宣伝費用はどのくらいかけられるか?
・開発費用はどのくらい必要か?

特に問題は売上の見込みです。日本全国のラーメン店はおおよそ3万強あると言われています。そのうち、10%がこのサービスを買ってくれたとしても3000店舗です。このサービスに何十万円も払ってもらえるとは思えないので、1年間の利用料が1万円として3000店に導入されたとしても年商は3000万円ですね。ここから開発費や広告費などを捻出するとなると、ビジネスとしては市場規模が小さすぎます。いくら魅力的なサービスでニーズがあるとしても、事業として継続できるサイズがなければ、ビジネスとして成功させることは困難でしょう。

もし本格的に検討するのであればラーメン店だけでなく、飲食店全般を想定すべきでしょう。