個人と法人での税金の違い

公開日: 2017/03/02  最終更新日: 2019/11/21

QUESTION

個人と株式会社の税金面での違いを教えてください。

会社の印鑑の作成も終わりましたので、起業したいと思っておりますが当面は、今現在勤続してます会社と平行して行う必要があります。

この場合、税金面で必要な経費がいくらありますか?

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ANSWER

個人と株式会社(以下、法人とさせていただきます)での税金の違いについてですが代表的な違いを以下に記載させて頂きます。

○所得税・法人税

◆個人事業の場合

収入−必要経費=所得

所得から各種所得控除を差引き所得税率を乗じ所得税を計算します。

(所得税・住民税を合わせると最高50%になります)

◆法人の場合

益金−損金=所得

所得に対し法人税率を乗じ法人税を計算します。

(住民税・事業税を合わせると800万円を超える部分は約42%)

○収入と益金には、若干違いはあるのですが、売上等の収入と思っていただいても大差はありません。

○必要経費

(1)収入に対応する売上原価、その他収入を得るために要した費用の額。

(2)その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額です。

○損金

必要経費とそんなに内容は変わらないのですが、交際費等の取扱いが違います。

法人の場合は、利益が出ていなくとも均等割り(市町村により違いますが資本金2千万円以下の場合、7万円程度)が発生します。税コストとしては、法人税以外に消費税もあります。資本金1千万円以下の場合は、2期の間は、免税になりますが、課税売上高が1千万円を超えるとその翌々期は課税事業者になります。