減価償却費について
公開日: 2017/02/23
最終更新日: 2019/11/22
QUESTION
自宅のマンションを賃貸として貸し出すことになりました。月16万円で貸し出す予定になっています。 この場合、減価償却費はどのように計算すればよろしいのでしょうか?
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ANSWER
減価償却費算定のためには、次の情報が必要になります。
1 建物部分の取得費
2 耐用年数
3 償却方法
まず1ですが、マンションを買った時の契約書を見て、建物部分の取得対価を算出します。当該契約書には、建物の消費税が記載されていると思います。その消費税を5パーセントで割り返し、消費税額を加算したものが建物の取得価額です。
次に2ですが、マンションは通常鉄筋または鉄骨鉄筋だと思います、この場合の耐用年数は、47年(0.022)となります。
3の償却方法ですが、減価償却方法の選択届けを税務署に提出していなければ、定額法になります。 算出式は
建物の取得価額×0.9×0.022
たとえば、建物の取得価額が2000万円だとすると
2000万円×0.9×0.022=396,000円
というように求めます。
賃貸開始の年は、一年間フルに貸し出すわけではないでしょうから、償却額は月割りになります。仮に9月に賃貸開始すれば、9月〜12月なので4ヶ月。上記の396,000円に4/12を乗じて、132,000円となります。